日本ユニシスグループは1月14日、日本マイクロソフトが提供する「Azure VMware Solution」サービスを販売開始すると発表した。グループは、自社の基幹システムの一部であるオンプレミスの VMware 仮想環境基盤を Azure VMware Solution 上に統合したという。

同グループでは、基幹システムの一部を構成するVMwareによる仮想環境基盤が、高品質の運用を維持しつつも、ハードウェアのサポート終了や複数拠点に環境が分散されているという課題があった。

これらの課題を解消しつつ既存運用への影響を最小限に抑えるため、2020年9月に日本マイクロソフトが提供を開始したMicrosoft Azure 上の VMwareのSDDC環境「Azure VMware Solution」に着目し、正式提供前から日本マイクロソフトとヴイエムウェアの支援を受けながら検証を重ね、複数拠点のオンプレミス上のVMware仮想環境基盤をAzure VMware Solution に移行・統合した。

同グループは、Azure VMware Solution の自社導入で蓄積したノウハウと、VMware製品の構築・保守運用の実績をもとに、「クラウド DX センター」が提供するクラウド利用支援サービス「CLOUDForesight」に、「Azure VMware Solution」関連サービスを追加する。

同サービスは、オンプレミスの VMware 仮想環境基盤からの効率的な移行計画の策定や運用設計などを含めて、AzureVMware Solution 環境の構築/サポートをワンストップで提供する。

  • Azure VMware Solution 関連サービスの概要