富士レビオは、2020年6月に新設を発表した、迅速診断キット「エスプライン」シリーズの新たな生産拠点である「富士レビオ 旭川工場」の稼働を開始し、1月12月より新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の迅速抗原検査キット「エスプライン SARS-CoV-2」の初出荷を行った事を発表した。
新工場は北海道旭川市内の東芝ホクト電子の構内に新設され、東芝および日立製作所と2社のグループ会社の協力を得たことで、早期の稼働と出荷に至ったとしている。
富士レビオは、検体種別の拡大や感染症項目のラインナップを通じた商品力を強化するとともに、旭川工場の稼働により既存の富士レビオ宇部工場との2拠点体制で、同キットのみならず、エスプラインシリーズ全体の生産キャパシティ拡充と国内外への安定供給に努めていくとしている。