Microsoftは1月6日(米国時間)、次期Windows 10のプレビュー版となる「Windows 10 Insider Preview Build 21286」 をリリースした。公式ブログ「Announcing Windows 10 Insider Preview Build 21286|Windows Insider Blog」において、新機能や変更点が詳しく伝えられている。
Build 21286では、新機能として「news and interest」が追加される。これは、タスクバーにニュースや天気予報などの情報に対してワンタッチでアクセスできるフィードを統合するもの。ユーザーはタスクバーに表示されたアイコンをクリックすることで、ニュースなどの動的に配信されるコンテンツの統合フィードに素早くアクセスすることができる。このフィードに表示される内容は、自分の興味のある内容に合わせてカスタマイズすることが可能となっている。
news and interestを利用するには、最新のMicrosoft Edgeブラウザ(Chronium版)がインストールされている必要がある。また、現時点ではこの機能はアメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、インドのみで利用可能であり、残念ながら日本ではまだ提供されていない。
そのほかの興味深い新機能としては、WSL(Windows Subsystem for Linux)において、ディストリビューションの起動時に特定のコマンドを実行できるようになったことが挙げられる。設定ファイルの/etc/wsl.conf に特定のコマンドを指定しておくことで、対象のディストリビューションを起動する際に毎回そのコマンドが自動で実行されるようになる。この機能の使用例として、毎起動時にその日時のログを記録するように設定する例が提示されている。
そのほか、Build 21286では、設定アプリ内からストレージスペースの作成や管理ができるようになり、タイムゾーンの変更を検知した際に通知や確認が表示されるようになったなどの変更が行われている。
Build 21286はすべてのDevチャンネル向けに提供されており、Insider Programに参加しているユーザーはWindows Update経由でアップデートを受け取ることができる。