国税庁は1月4日、「令和2年分の確定申告書等作成コーナー」を公開し、AppleのM1チップを搭載している端末において、一部のICカードリーダライターでマイナンバーカードなどの電子証明書による電子署名が正常に動作しないことを確認しているとして、注意を呼び掛けた。
国税庁は、利用中のICカードリーダライターがM1チップ搭載型の端末に対応していない場合、「ID・パスワード方式でのe-Tax提出」または「申告書等を印刷して書面提出」の検討を求めている。
ID・パスワード方式を利用するには、税務署で「ID・パスワード方式の届出」を提出する必要があるが、M1チップ搭載端末では、ICカードリーダライターの種類によっては自宅などから「ID・パスワード方式の届出」を提出できないという。
申告書を印刷して書面提出する場合も、プリンタの機種によっては、M1チップ搭載端末に対応していない場合があるため、申告書の印刷ができない可能性がある。