TIOBE Softwareから2020年にインデックス値を増やしたプログラミング言語のランキング「TIOBEプログラミング言語オブ・ザ・イヤー2020年」が発表された。2020年は2.01%の増加を見せたPythonがアワードを受賞した。これに1.99%増加したC++、さらに1.66%増加したCが続いている。
Pythonはシステム管理、データサイエンス、機械学習、Web開発、バックエンドプログラミング、モバイルアプリケーション開発、組み込みシステム、教育分野などさまざまな領域で使われている。その理由について、TIOBE Softwareは学習のしやすさと生産性の高さを挙げている。Pythonは現在もシェアの増加を続けており、2021年にはJavaを抜いて第2位につける可能性が高い。
2021年1月におけるTIOBE Programming Community Indexは次のとおり。
順位 | プログラミング言語 | インデックス値 | 推移 |
---|---|---|---|
1 | C | 17.38% | ↑ |
2 | Java | 11.96% | ↓ |
3 | Python | 11.72% | ↑ |
4 | C++ | 7.56% | ↑ |
5 | C# | 3.95% | ↓ |
6 | Visual Basic | 3.84% | ↓ |
7 | JavaScript | 2.20% | ↓ |
8 | PHP | 1.99% | ↓ |
9 | R | 1.90% | ↑ |
10 | Groovy | 1.84% | ↑ |
11 | Assembly language | 1.64% | ↑ |
12 | SQL | 1.61% | ↑ |
13 | Swift | 1.43% | ↓ |
14 | Go | 1.41% | ↑ |
15 | Ruby | 1.30% | ↑ |
16 | MATLAB | 1.15% | ↑ |
17 | Perl | 1.02% | ↑ |
18 | Objective-C | 1.00% | ↑ |
19 | Delphi/Object Pascal | 0.79% | ↓ |
20 | Classic Visual Basic | 0.79% | ↓ |
C言語は2020年の段階でJavaを抜いて1位を獲得。パフォーマンスの面で優位性があると考えられており、しばらくは1位をキープするものと見られる。TIOBE Softwareは2021年の動向が注目されるプログラミング言語としてJuliaにスポットライトを当てているほか、注目の言語としてDartおよびRustにも言及している。