富士通は12月24日、顧客のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支える「FUJITSU Hybrid IT Service」において、サーバやストレージ、運用サービスを利用期間や利用量に応じた料金で提供するサブスクリプション型のサービスとして販売を開始した。2020年度4Qから順次、オンライン販売サイト「FUJITSU Marketplace」において購入ができるという。
これまで、同社はデータセンターサービスやクラウドサービス、ソフトウェアをサブスクリプション型で提供してきたが、今回、サーバ「PRIMERGY」やストレージ「ETERNUS」などのハードウェア、およびカスタマイズして提供してきたマルチクラウド環境などに対する各種運用サービスについても、利用期間や利用量に応じたサブスクリプション型で提供する。
また、要件ごとに複雑化していた運用サービスについては、運用実績や知見に基づきITインフラの運用項目を標準化し、仕様と価格を明示したプレフィックス型のメニュー「FUJITSU Hybrid IT Service プレフィックス型運用サービス」として提供する。これにより、システム特性や運用体制に合わせたサービスを選択・導入することが可能となる。今後、FUJITSU Hybrid IT Serviceのサービス群全体として、2022年度に売上1兆円を目指す。