ソフトバンクは12月24日、同社の法人向け新商品として、LTEのネットワークを通して常時インターネットに接続できるChrome OS搭載のノートパソコン「Dynabook Chromebook C1」を、2021年3月上旬以降に発売すると発表した。
同PCは、シャープとDynabookが共同で、シャープの通信技術とDynabook のITを融合して開発したもの。Google Workspace(旧 G Suite) やG Suite for Education に対応しており、別途「Chrome Enterprise Upgrade」や「Chrome Education Upgrade」を購入・設定することで、同PCの遠隔制御や管理、端末単位でのポリシー設定の適用などが可能。
また、LTEの高速データ通信に対応しており、いつでもモバイルネットワークに接続しているため、Wi-Fiがない屋外での仕事や、校外学習・家庭内学習においても使用できる。さらに、高いバッテリーの省電力性能を実現しているといい、長時間使用できるとしている。別売りの「スタイラスペン」は本体に収納できるようになっており、収納時に自動で充電される。
同社は、文部科学省が進める「GIGAスクール構想」をはじめとする教育ICT(情報通信技術)環境の整備を推進しており、今後、コンピュータや情報通信ネットワークの環境整備を目的に学習用のタブレットやパソコンの導入を検討している学校などに対し、同PCの提案を進める方針だ。