さくらインターネットは12月23日、同社が経済産業省事業として開発・運用するクラウド上で衛星データの分析ができる日本発の衛星データプラットフォーム「Tellus(テルース)」の「マーケット」機能において、課金機能の提供を開始した。これにより、Tellusで有料ツールの売買が可能になった。
Tellusは「宇宙を民主化する」というビジョンを掲げ、衛星データを利用した新たなビジネスマーケットの創出を目的とする、クラウド環境で分析ができるオープン&フリーなプラットフォーム。衛星と地上の複数のデータをかけ合わせ、新たなビジネス創出を促進するための6つの機能を提供している。
マーケットは、搭載されているさまざまなツールを一般の法人や個人が利用できる機能で、今年2月から公開を開始している。今回、課金機能を追加し、有料ツールの売買が可能になり、さまざまなツールをECサイトのようなUIで検索し、購入することができるようになった。購入したツールは、Tellusの開発環境やTellusの操作環境(Tellus OS)で利用することができる。
また、今回の課金機能の提供開始にあわせて、日射量データ(有料)、防災情報(同)、雷観測情報(有料版)、降水予測情報(同)、降水観測情報(同)、500mメッシュ推計人口(無料)、行政区域データ(同)、駐車場空きスペース検出(同)などのツールをマーケットに順次追加していく予定だ。