レノボ・エンタープライズ・ソリューションズは12月21日、さまざまなツールと機能を統合したデータ管理ソリューション群を発表した。
今回レノボが発表したのは、ハイブリッドクラウド向けのデータ管理機能を提供する「Lenovo ThinkSystem DM Series Storage Manager OS」と、クラウドベースの管理機能に対応し、アナリティクスと予測AIガイダンスを向上した「ThinkSystem Intelligent Monitoring 2.0」のアップデート、そしてエンドツーエンドのNVMeをサポートした「ThinkSystem DM5100F All-Flash Storage Array」の提供だ。あらゆる規模の顧客企業を対象に、前モデル比でパフォーマンスを45%向上したという。
新製品の「Lenovo ThinkSystem DM5100F」は、高性能・低レイテンシのオールNVMeストレージを低価格帯で実現し、あらゆる規模の顧客企業はアナリティクスとAIの導入環境を強化しつつ、データアクセスを高速化できるという。
同シリーズは新たにS3 Objectをサポートし、次世代の統合型データ管理プラットフォームを構築可能。すべてのデータを単一のストレージ内で管理し、データアナリティクスの処理を高速化しつつ、コストを削減できるという。さらに、ハードドライブからクラウドまでのコールドデータの階層化機能を追加したり、データをクラウドに複製したりすることが可能で、データ管理の全体的なコストを削減できるという。
また、新製品の「Lenovo ThinkSystem DB720S Fibreチャネルスイッチ」は、32Gbpsと64Gbpsのストレージネットワーキングを通じ、前世代に比べて高速化と50%のレイテンシ削減を実現したということだ。