応用地質、日本工営、みずほ銀行、みずほ情報総研、Blue Labの5社は12月17日、東京都・八丈町と共同で、2020年12月から順次、八丈島での防災IoTセンサを活用したスマート防災の実証試験を開始することを発表した。
この実証試験では、八丈島内に応用地質が開発した土砂災害の発生を検知するIoTセンサおよび冠水や水路の増水を検知するIoTセンサを設置 し、土砂災害や増水の状況をモニタリングする。
防災IoTセンサから得られるモニタリングデータはクラウドサーバーに集約され、事前に設定する安全基準を超えたタイミングでクラウドからアラート情報を関係者に通知するという。
このように、発災前後の警戒パトロールや住民・観光客の避難誘導に対する、アラート情報の有効性を検証した上で、日本工営がどのような防災対策やまちづくりを行うべきかのコンサルティングを行うという。
地域課題となっている防災に対し、今回得られる災害情報をスマートアイランド化の取り組み全体の中で活用しながら、スマート防災態勢の構築を共同で検討していくとしている。