Appleが9月にリリースしたスマートフォン用プラットフォーム「iOS 14」の普及率が80%を超えた。昨年の「iOS 13」よりも速いペースでユーザーのアップデートが進んでいる。
アプリ開発者がサポートすべきOSバージョンを判断するための情報として、Appleは開発者向けサイトにおいて、App Storeで計測したOSバージョンごとの使用率を公表している。12月15日にアップデートされたデータによると、過去4年間に登場したiPhoneでiOS 14の使用率が81%に達した。2019年9月に登場したiOS 13は2020年1月27日の時点で77%だったので、それに比べるとiOS 14の普及ペースは非常に速い。リリース後に不具合が報告されるとその年の普及ペースが遅くなるが、iOS 14には大きなトラブルがなく、ウイジェットやホーム画面のカスタマイズなど新機能が話題になっていた。対象を全てのアクティブなiPhoneに広げると、iOS 14の使用率が72%、iOS 13が18%。
iPadOS 14の普及ペースも好調で、過去4年間に登場したiPadだと使用率が75%。全てのアクティブなiPadで61%となっている。