NECソリューションイノベータは12月15日、企業間・部門間情報共有プラットフォーム「PROCENTER/C」の最新版と、オプション機能である「二次漏えい防止オプション」「Box連携オプション」の提供を開始すると発表した。
最新版の同プラットフォームは、TOTP(Time-based One-Time Password)認証による多要素認証機能が追加された。これにより、同プラットフォームにログインするには、ユーザーIDとパスワードを入力した後、スマートフォンの認証アプリに表示されるワンタイムパスワードを入力する必要がある。
また、ファイル暗号化で二次漏えいを防止する「二次漏えい防止オプション」も設けられた。従来のアカウント管理やアクセス権管理、サーバ内の暗号化に加え、ファイルダウンロードの際に電子データもIRM(Information Rights Management)で保護するInfoCage FileShellにより自動で暗号化を行う。
これにより、ファイルをダウンロードしたユーザーのみ閲覧可能となるため、第三者の不正利用といった二次漏えいを防止することができる。誤ってアクセス権を付与したことによりファイルをダウンロードされた場合でも、ユーザーからアクセス権をはく奪することで、ダウンロード後のファイルを閲覧不可にすることが可能。
さらに、Boxで一元管理し機密文書を暗号化する「Box連携オプション」も新しい機能だ。例えば、暗号化や証跡管理が必要な機密文書は「PROCENTER/C」経由で情報共有を行い、一般文書はBoxに直接アクセスして情報共有を行うといった利用が可能。これにより、Boxの利便性を生かしながら情報漏えいのリスク低減につなげることができる。
同プラットフォームと各オプションの提供価格は以下の通りで、同社は今後2年間で、15社への導入を目指すとしている。