大日本印刷(DNP)は12月14日、スポーツ競技団体の会員管理などの業務を効率化し、競技大会の開催・運営などの事業拡大を支援する「DNPスポーツ情報管理サービス」を、12月に開始することを発表した。
このサービスは、会員登録や会費の管理、大会の申し込み受付、資格の告知および申請・登録など、スポーツ競技団体の運営に必要なさまざまな機能を一括して提供するもの。今回、日本ハンドボール協会など7つの競技団体で採用され、2021年春に利用が開始されるという。
ソフトウェアの機能をネットワーク経由で利用するSaaSで提供するため、導入団体は、サーバ等の機器や機能開発などの大規模な初期投資が不要。今後もフォトギャラリーや電子チケットなど、各種機能の拡張や他社サービスとの連携を予定しているという。
各スポーツ競技団体の都道府県や市区町村ごとの支部など、複数の組織を一括して扱い、会員登録や会費徴収、団体・支部別の会員管理などを行えるという。各団体は会員に個人IDを登録してもらうことで、会員に対し生涯にわたり競技記録の管理や競技大会情報の提供など、さまざまなサービスを行えるということだ。
DNPは同サービスと連動し、スポーツ競技団体が開催する大会やイベントと連動したオリジナルグッズの制作・販売など、新たなスポーツ関連ビジネスの拡大を支援するしている。
提供価格は初期費が50万円、運用費が導入した団体の会員費や大会費などの売上の5%。