丸紅情報システムズ(MSYS)は12月7日、シナジーの地方自治体向けLGWAN内システム接続サービス「リモートアクセスサービス」の提供を開始することを発表した。
「LGWAN」は、パブリックネットワークとは切り離された閉域ネットワークとして構築され、地方自治体間の情報共有に利用されている。
しかし、地方自治体でのリモートワーク推進には「個人情報が入った端末の外部への持ち出し禁止」、「自宅などから庁内の情報システムにインターネット経由で接続できない」、「これまで許可されていた閉域SIMサービスの費用が高額」などの課題があるという。
今回、MSYSが提供を開始する「LGWAN リモートアクセスサービス」は、LGWAN環境にインターネット接続するための、J-LIS登録済みのリモートアクセスソリューション。
ユーザは、自宅などからLGWANにインターネット経由でアクセスし、地方自治体の庁内にある端末に接続してリモート操作することができるという。
専用のアプリケーションをインストールする必要はなく、自宅以外の出張先、選挙時には公民館、災害時の復旧対応等でも、インターネットからアクセスが可能だということだ。