サイボウズは12月3日、新しいコーポレートガバナンスの実現に向け今後、次期取締役候補の選出を、年齢や役職などを問わず自薦・他薦を含む社内公募で行っていくと発表した。

同社によると、選任基準はビジネスの経験ではなく、サイボウズの理想とする風土である「理想への共感」「公明正大」「多様な個性を重視」「自立と議論」を理解し、「理想の番人」として実行していける者を公募するとしている。

なお、現取締役である畑慎也氏と、山田理氏(取締役副社長 兼 サイボウズUSA社長 兼 組織戦略室長)は、次期取締役に立候補しない予定という。

山田氏は、組織戦略室長として、権限や権威ではなく理想で創るチームの実現のため、自分自身が権限や肩書をなくし、理想である自律分散型の組織づくりに挑戦していくとし、畑氏についても、年齢が50歳になることを区切りとし、一人のエンジニアとして、来期以降も主力サービス開発に携わっていく方針だ。