SBクリエイティブは11月25日、AIを活用して非接触でデジタルサイネージのコンテンツを切り替えることができるサービス「タッチレス コミュニケーション サイネージ」の提供を開始すると発表した。

  • 「タッチレス コミュニケーション サイネージ」利用例(右手を上げるとおすすめ商品を表示する)

  • 「タッチレス コミュニケーション サイネージ」利用例( 商品を手に取るとその商品情報を表示する)

同サービスは、従前のタッチ型ディスプレイで実装されている双方向型のデジタルサイネージコミュニケーション機能を、ディスプレイに触れることなくユーザーのハンドアクションにより実現する。ユーザーの手の動きをAIが検知することにより、さまざまな情報の閲覧や双方向型のコミュニケーションコンテンツを利用することが可能だ。

こうした機能はデジタルサイネージにAIを導入したソフトウェアとコンピュータビジョンを搭載することで実現しており、AIはインテルが提供する「OpenVINOツールキット」を採用している。同技術は、コロナ禍の環境向けに同社が開発した「密回避サイネージ」にも採用されており、主にリテール店舗や商業施設、公共施設で利用されるサイネージサービスに向けて提供を行う予定だ。