NTTドコモのマーケティング分野における新規事業型子会社であるロケーションバリューは、オンライン(アプリ内行動/Web内行動)とオフライン(来店/店頭購買)のユーザーのID統合基盤「Blue Base(ブルーベース)」の提供を開始すると発表した。
また、ユーザーの行動に基づき、プッシュ配信やアプリ内メッセージなどユーザーごとに出し分け表示ができる、スマートフォンアプリ向けSDK「Dear One(ディアワン)」の提供も開始する。
Blue Baseは、以下のような機能を利用することができるという
- アプリ会員、リアル会員証等を統合し、共通IDを発行
- オフライン、オンラインの行動履歴データを突合
- データをユーザー軸に整え、分析基盤、施策実行基盤へ連携
もう1つのDear Oneはユーザーの行動理解に基づき、プッシュ配信やアプリ内でメッセージを発信できる機能を持った、スマートフォンアプリ向けSDK。スマートフォンアプリを提供する企業が自社アプリに搭載することで、下記の機能を利用することが可能だという。
- 顧客条件(年齢・性別)ではなく、事前に設定された特定の行動条件でメッセージを送付
例:過去〇日以内にサイト訪問、過去〇円以上購買、等)
- 事前に設定された配信時間(リアルタイム~数日後)にメッセージを送付
- 米国No.1行動分析ツールAmplitudeと連携することで、行動条件を容易に設定可能
Dear OneはSDK形式で提供するため、Blue Baseと同様、ロケーションバリューが提供する公式アプリ開発サービス「ModuleApps」を活用して開発されたアプリはもとより、他社のアプリ開発サービス、もしくはフルスクラッチで開発されたアプリに対しても搭載が可能だという。