西日本電信電話(NTT西日本)、京都府、精華町は11月24日、オンデマンド型乗合バスによる「ラストワンマイルモビリティ実証実験」を、京都府相楽郡精華町の一部地域にて、11月24日〜12月18日まで実施することを発表した。
この取り組みは、自宅から近隣の商業施設や医療施設までのラストワンマイルの移動手段を確保することで、交通課題の解決と住民の移動活性化による地域社会の持続可能性を高めることを目指すもの。
実証実験では、精華・西木津地区の一部の住民に対し、自家用車の代わりとなる乗り合い型のデマンドバスを無償提供することで、交通課題の解決に向けた検証を行う。
主に、ラストワンマイルモビリティ事業の採算性、運用効率性(需要に対応するための配車数、オペレーター数など)、周辺商業施設等と連携した価値提供の可能性(チラシやクーポン配布等)、利用者の満足度などを検証するということだ。
役割分担は、NTT西日本が実証実験の企画、運行計画の作成、運行データ分析。京都府が関係各署との調整、情報管理、広報を通じた住民理解の促進。精華町が関係各署との調整支援、広報を通じた住民理解の促進。