United States Computer Emergency Readiness Team (US-CERT)は11月19日(米国時間)、「Google Releases Security Updates for Chrome|CISA」において、Google Chromeに複数の脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性がある。
脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。
脆弱性が存在するとされるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- Google Chrome 87.0.4280.66 version for Windowsよりも前のバージョン
- Google Chrome 87.0.4280.66 version for Linuxよりも前のバージョン
- Google Chrome 87.0.4280.67 version for Macよりも前のバージョン
脆弱性が修正されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- Google Chrome 87.0.4280.66 version for Windows
- Google Chrome 87.0.4280.66 version for Linux
- Google Chrome 87.0.4280.67 version for Mac
最も深刻度の高いセキュリティ脆弱性でも評価は重大(High)だが、深刻度の軽いものも含めて合計で33個の脆弱性が修正されている。今回リリースされた「Google Chrome 87.0.4280.67 version for Mac」は、先日公開されたApple M1デバイスをネイティブサポートしている。
Google Chromeはメニューから「Google Chrome について」を選択することでバージョンを確認することができる。アップデート可能なバージョンが存在する場合はその旨が表示されるので、指示に従ってGoogle Chromeを再起動することでバージョンアップが適用される。