サイバーエージェントの研究開発組織「AI Lab」と大阪大学大学院基礎工学研究科の共同研究講座は11月20日~23日の3日間、遠隔接客ロボットを活用した実証実験を、「心斎橋 PARCO」で実施すると発表した。
両者は2017年から、働き手が自宅や遠隔地からロボットを通してサービス提供が可能な「新しい働き方」や「接客サービスの拡充」を目指し、遠隔接客に関する研究開発を進めてきている。
同実証実験では、「心斎橋 PARCO」の館内に卓上型コミュニケーションロボット「Sota(ソータ)」を複数体設置し、オペレータがロボットを通じて利用客へ館内案内を行い、商業施設における遠隔接客の課題調査を行う。
「オペレータの人数より多い台数のロボットを館内のさまざまな拠点に配置した場合でも、より多くの利用客を目的の場所へ案内できるのか」、「遠隔接客をする複数のオペレータ間でコミュニケーションをとることで、心理的負荷が緩和されるのか」といったことを調査し、その結果をもとに、オペレータによる接客ロボットを通したより質の高いサービス提供を目指す方針だ。