SUBARUは、12月より渋谷にAI開発拠点「SUBARU Lab」を開設し、AI開発のための人材採用やIT関連企業との連携などを含む拠点をスタートさせることを発表した。
同社が10月にローンチした新型「レヴォーグ」の各モデル"EX"グレードには、準天頂衛星「みちびき」を使った高精度GPS情報と3D高精度地図データを用いた高度運転支援システム"アイサイトX"が標準搭載されており、ステレオカメラと前後4つのレーダーによる360度センシング、11.6インチの大型「SUBARUデジタルコクピット」と連携した先端機能を装備している。10月15日の同社のニュースリリースには、8月20日から10月14日までの先行予約台数が8,290台で、この高度運転支援システム「アイサイトX」搭載グレードが93%を占めることが明かされており、消費者の先進技術への期待の大きさを垣間見ることができる。
新たに同社が開設する「SUBARU Lab」は、この運転支援システム「アイサイト」にAIの判断能力を融合させる研究を加速させる役割が期待されている。AIや画像処理、カメラやセンサ、車両制御など多様なエンジニアが集い、同社が目標とする2030年に死亡交通事故ゼロに邁進する。ラボには野村不動産がヒューマンファーストをコンセプトに展開するクオリティ スモールオフィス H¹Oが活用されており、リモートワークとの併用や密の回避と従業員同士のコミュニケーションの質的向上が図られている。