TISは11月17日、AI-OCRと業務システムのノウハウを集約して紙帳票を扱う業務プロセス全体を自動化する「紙帳票デジタル化トータルサービス」の提供を開始すると発表した。
同サービスは、決算書や契約書といった非構造化データを含むさまざまな産業文書を自動で構造化・デジタル化して、業務プロセス全体の自動化を提案・実現する。「紙帳票デジタル化コンサルティングサービス」「紙帳票デジタル化ソリューション導入サービス」「紙帳票デジタル化システムインテグレーションサービス」の3つのサービスを展開している。
「紙帳票デジタル化コンサルティングサービス」は、紙帳票の業務プロセス知識とデジタル化による自動化・効率化のノウハウを持ったメンバーがコンサルティングを行う。具体的には、AI-OCRの導入効果を見いだせずに導入をあきらめている企業に対し、効率的なOCR業務の組み立てと、業務プロセス全体の中でOCRデータの活用方法の提案や費用対効果を達成できるDX化プランの策定を行う。
また「紙帳票デジタル化ソリューション導入サービス」では、PaperoidやSCORE LINKといった同社のAI-OCR帳票ソリューションの中から、紙帳票デジタル化に最適なソリューションの選定と導入の支援を行う。データの読み取りだけでなく、読み取ったデータの補正や正規化など、デジタルデータとして活用するために必要な機能を業務に合わせて提案する。
さらに、「紙帳票デジタル化システムインテグレーションサービス」は、データ連携やRPAによる自動化、周辺の個別システムの対応などの支援を行う。