IIJは11月16日、同社の「IIJコンテンツマネージメントソリューション」において、取り扱うCMS製品のラインアップにハートコアの「HeartCore CMS」を追加し、同日より提供を開始すると発表した。
IIJコンテンツマネージメントソリューションは、コンテンツのデザインから制作、システム構築・運用まで、Webサイトの運営に必要な要素をワンストップで提供する。同ソリューションでは現在、CMS製品として、「CMS ALAYA」、「NOREN」、「WebRelease2」を取り扱っている。いずれも静的CMSと呼ばれるもので、ユーザーがアクセスするページを事前に静的(スタティック)なページとして生成してWebサイトに転送する仕組みをとっており、画面表示の際にサーバ処理が不要なため、サーバへの負荷が少なく表示速度が早いなどのメリットがあるとしている。
一方、今回新たに追加される「HeartCore CMS」は、ユーザーの特性に合わせて動的(ダイナミック)にコンテンツを出し分けできるWebサイトを構築可能な動的CMSだ。動的CMSは、ユーザーがWebページにアクセスするたびに最適なページを生成し、アクセスするユーザーごとに表示する情報を切り替えることが可能なため、会員制サイトやECサイトなどに有用としている。
また、HeartCore CMSは、コンテンツ管理に加えて、高度なコンテンツ検索機能、アクセスログ統計機能、ソーシャルメディア連携機能、コンテンツ翻訳サイクル自動化システムなど、さまざまな機能をオールインワンで提供する。