ビジネスにおけるメールの役割の大きさに比べて、なかなかきめ細やかなソリューションが見つからない。そう思う人も多いのではないだろうか?サイボウズは、同社が提供するメールワイズが累計導入社数10000社を突破したことを発表した。
メールが司令塔となり、複雑な業務や指示の"プロトコール"となるケースは多い。頻度が少なければ、関係者を選び転送しCCやBCCで対応 するといった従来の方法も可能だが、少し頻度が上がるだけで一変してしまう。相手との往復回数の多いメールでは、振り分けやラベルでの対応にも限界が生じてくる。
メールワイズは、複数ユーザーでの"共有"を前提に設計されているグループメーラーで、対応状況を確認した漏れの防止や顧客のステータス管理などチームで対応できる仕組みをパッケージやクラウドで提供。問い合わせ受付や各部署の窓口宛のメールなど特定の業務の役割が与えられるメールを共有で使える。
同社は12日、メールワイズの累計導入社数が10000社を突破したことを発表した。2004年のパッケージ版の販売から着実に社数を伸ばし、2012年にはクラウド版をリリース、ここ数年の伸び率は顕著になっている。同社では、"属人化"などチーム運営のボトルネックを解き明かす「ビジネスのボトルネック研究所」も立ち上げているが、"テレビ会議やチャットといった手段が急速に普及した2020年においてもビジネスパーソンは65%と半数以上を占めている"ことに触れた上で、"情報共有"がいかにチームでの目的達成に効果的であるかを示している。