アジレント・テクノロジーは、11月11日~13日にかけて幕張メッセにて開催されている最先端科学・分析システム&ソリューション展「JASIS 2020」にて、withコロナ時代における分析ソリューションの在り方の提案を行っている。
例年であれば、ブース内にさまざまな分析機器のデモや活用事例の紹介を行っている同社だが、今回は新型コロナの影響を鑑み、ブース入場の際に来場者のチェックを行っているほか、展示物の間隔を2m以上空け、展示説明員も必要最小限に止め、詳細な説明については、各機器などに添えられたiPadを介して、リモートで待機している同社スタッフとやり取りを行うといった工夫を施している。
また、ESG(Environment/Social/Governance)対応を可能とする「Agilent InfinityLab LC/MSD iQ」や「Agilent Intuvo 9000 GCシステム」などといった、最新の分析機器ソリューションが展示されているが、そうした機器以上に前面に押し出しているのが、ネットワークを活用してラボの生産性の向上を可能とする「Agilent CrossLab サービス」の紹介。中でもARを活用してリモートで待機するアジレントのフィールドサービスエンジニアからテクニカルサポートを受けられる「CrossLab Virtual Assist」は、これまでのように気軽にアジレントのエンジニアが現場にサポートに訪れ、作業を行うといったことができなくなった現在、注目を集めるアプリケーションとして、注力する形で紹介が行われている。
このほか、アジレントのロゴ入りマスクといったノベルティも配布するなど、全体的に新型コロナを意識したブース構成となっていた。
なお、同社では11月16日より展示ブースの再現した「特設バーチャルブース」を同社Webサイト上にオープンさせる予定で、そちらにてさまざまなコンテンツを視聴することもできるようになる予定だとしている。