TIOBE Softwareから、2020年11月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2020年11月におけるインデックスは次のとおり。

順位 プログラミング言語 インデックス値 推移
1 C 16.21%
2 Python 12.12%
3 Java 11.68%
4 C++ 7.60%
5 C# 4.67%
6 Visual Basic 4.01%
7 JavaScript 2.03%
8 PHP 1.79%
9 R 1.64%
10 SQL 1.54%
11 Groovy 1.51%
12 Perl 1.51%
13 Go 1.36%
14 Swift 1.35%
15 Ruby 1.22%
16 Assembly language 1.17%
17 MATLAB 1.10%
18 Delphi/Object Pascal 0.86%
19 Objective-C 0.84%
20 Transact-SQL 0.82%
  • 11月TIOBE Programming Community Index / 円グラフ

    11月TIOBE Programming Community Index / 円グラフ

  • 11月TIOBE Programming Community Index / 棒グラフ

    11月TIOBE Programming Community Index / 棒グラフ

2020年11月はPythonがJavaを抜いて2位に付けた。長期にわたるJavaの下落と、ここ数年のPythonの大きな成長によって、今回の順序の入れ替えが起こったといえる。今後、また順序が入れ替わる可能性もあるが、これまでの動向から推測する限り、最終的に1位がCで2位がPython、3位がJavaという順序に落ち着いていくことが予想される。

TIOBE SoftwareはPythonの人気が増加している背景として、どこでもプログラミングスキルが必要となる現状では優れたソフトウェア開発者が不足しており、結果として誰でも扱えるPythonにニーズがあると説明している。データマイニング、人工知能、数値計算などの分野で急成長しているためとしながらも、一般ユーザーがりようできる簡単さが主な要因と分析している。