Coltデータセンターサービス(Colt DCS)は11月9日、国内で同社最大となるハイパースケールデータセンター(DC)「印西3」のサービス提供を開始した。同DCは、デジタル化の推進とクラウドサービスプロバイダーの急増により、日本市場で高まるハイパースケールDCへの需要に応えるもので、電力は27MWとなり同DCはすでに90%以上の事前契約を獲得しているという。
Colt DCSの印西キャンパスには、すでに2つのハイパースケールDCが稼働しているが、印西3の開設でさらに拡張され、計3つのDCが供給する総IT電力は50MW。また、大規模なサーバスペースを必要とする顧客向けのデータホールを備えており、各データホールには1000平方メートルの広さがあり、スペース効率を最適化し、1平方メートルあたり平均3.375kWの高密度計算となっている。
印西3は耐震性を有し、DCの上部構造は免震システム上に設け、地震から建物を分離することで建物が一体となって動き、揺れを軽減する仕組みになっている。これにより地震の衝撃を減少させて、建物とハードウェア、現場のスタッフの安全を守ることができるという。