電通デジタルは11月9日、ECモールの成果最大化を支援する分析ソリューション「コマースデュアルファネルビジュアライザー」を、同日より提供開始することを発表した。
「コマースデュアルファネルビジュアライザー」は、ECモール内における多様な顧客行動データを収集・分析し、顧客の認知から興味関心、購入、ロイヤル化まで網羅的に可視化するもの。
各ECモールの管理画面上から取得できる膨大なデータを活用し、競合を含めた検索順位結果や商品単位のレビュー、購買後の既存顧客向けメルマガ施策の効果検証データなど、あらかじめ設定した必要情報を抽出し、レポートを自動生成するという。
また、CSVやExcelでダウンロードできないECモール内の検索結果や、メルマガの配信結果のような取得が難しいデータも分析・蓄積し、過去比較することができるという。
さらに、ECモール内にオンラインショップを開設していない企業や量販店、卸売業者においても、競合比較で出品商品の露出状況やレビューが確認でき、ECモール内のSEO対策や競合調査を行うことで、売上改善施策として活用できるということだ。
同ソリューションを活用することで、ECモール内における様々なデータを活用した高度なデータ分析が可能となり、課題抽出から戦略、実行のPDCAが速やかに回せるほか、レポート作成や情報収集に掛かる時間や人的リソースの削減が期待できるとしている。
なお、第一弾では、楽天市場、Yahoo!ショッピングに対応。今後は他のECモールや、ShopifyなどのSaaSを活用した自社ECサイト分析やAPI開発にも対応し、ECプラットフォーム全体を通して企業の特長に沿ったEC販売戦略や分析など、最適な施策を行うとしている。