PwCコンサルティングは11月9日、製造業の品質管理領域を高度化する新しいソリューション「Quality Digital Transformation」の提供を開始した。新ソリューションは、製造業の品質領域(品質保証・管理など)においてデジタルトランスフォーメーション(DX)を進め、これまで各社が独自に培った技術、知見、改善力に最新のデジタル技術を掛け合わせることで、品質向上と継続的な改善を実現する体制の構築を目指す。
同社は、各企業の経営環境に応じて品質領域のDXモデルを策定し、実装、定着化まで一貫して支援することで、品質に関するデータの統合、データ解析技術による不具合などの早期検知・問題の原因分析、過去データの学習による予測型の顧客対応など、オペレーションモデルを再構築する。
新ソリューションは、グローバルに展開する製造業を対象に国内外すべての拠点に導入を想定し、各地域の多言語にも対応しており、事業や拠点を横断した全社施策としての適用を可能としている。
また、製品品質に関わる全データの収集・統合とダッシュボードによる見える化するほか、統計分析・テキストマイニングによるリコール・重大不具合リスクの自動検知する。
さらに、品質問題の原因分析・対策立案へのAI・データ解析技術を活用できることに加え、過去の不具合と対策方法のデジタルアーカイブによる問題解決力の継承するとともに、品質データの活用、品質問題の解決力向上による顧客対応力の強化できるという。