United States Computer Emergency Readiness Team (US-CERT)は11月5日(米国時間)、「Cisco Releases Security Updates for Multiple Products|CISA」において、シスコシステムズの複数のプロダクトに複数の脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性がある。
脆弱性に関する情報は次のページからたどることができる。
脆弱性が存在するプロダクトおよびバージョンは多岐にわたる。シスコは2020年11月4日付けで34個のセキュリティアドバイザリを、2020年11月2日と2020年11月5日にもそれぞれ1つずつセキュリティアドバイザリを公開している。このところ、シスコは短期間で多くのプロダクトのセキュリティアドバイザリを発行している。直近でセキュリティアップデートを適用した場合でも、再び同じプロダクトがアップデートの対象となっていることもあるため注意が必要。
脆弱性のいくつかは深刻度が重大(High)に分類されており注意が必要。Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA)はユーザーおよび管理者に対し、上記のセキュリティ情報をチェックするとともに、必要に応じてアップデートを適用することを推奨している。