United States Computer Emergency Readiness Team (US-CERT)は11月4日(米国時間)、「Adobe Releases Security Updates for Acrobat and Reader|CISA」において、Adobe AcrobatおよびAdobe Acrobat Readerに脆弱性が存在すると伝えた。対象の脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性がある。
脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。
脆弱性が存在するとされるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- Acrobat DC 2020.012.20048およびこれよりも前のバージョン(Windows版、Mac版)
- Acrobat Reader DC 2020.012.20048およびこれよりも前のバージョン(Windows版、Mac版)
- Acrobat 2020 2020.001.30005およびこれよりも前のバージョン(Windows版、Mac版)
- Acrobat Reader 2020 2020.001.30005およびこれよりも前のバージョン(Windows版、Mac版)
- Acrobat 2017 2017.011.30175およびこれよりも前のバージョン(Windows版、Mac版)
- Acrobat Reader 2017 2017.011.30175 およびこれよりも前のバージョン(Windows版、Mac版)
脆弱性が修正されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- Acrobat DC 2020.013.20064(Windows版、Mac版)
- Acrobat Reader DC 2020.013.20064(Windows版、Mac版)
- Acrobat 2020 2020.001.30010(Windows版、Mac版)
- Acrobat Reader 2020 2020.001.30010(Windows版、Mac版)
- Acrobat 2017 2017.011.30180(Windows版、Mac版)
- Acrobat Reader 2017 2017.011.30180(Windows版、Mac版)
脆弱性のうち3つは深刻度が緊急(Critical)に分類されており注意が必要。Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA)はユーザーおよび管理者に対し、上記のセキュリティ情報をチェックするとともに、必要に応じてアップデートを適用することを推奨している。