三井住友海上火災保険は11月4日、2021年度から順次、ジョブ型を取り入れたハイブリッド型の人事制度に改定すると発表した。

これにより、目標管理・人事考課制度の見直しや高度専門領域を担う社員区分の新設など、求める職務・能力や達成すべき目標を明確にし、成果をより重視するジョブ型の要素を人事制度に導入する。

幅広い経験を重ねてキャリアアップする現行のメンバーシップ型制度の長所を生かしつつ、ジョブ型の要素を取り入れることで、それぞれの長所を生かしたハイブリッド型の人事制度を構築する。

具体的には、目標管理制度・人事考課運営の見直し、適材適所の人財配置、全域社員と地域社員の社員区分一本化、専門人財を対象とした副業・兼業の活用などを実施する。

リモートワークの活用下でも適切に評価することを目指し、目標管理制度と人事考課運営の見直してリモートワーク目標と取組プロセスをより明確にし、評価の透明性・納得感・公平感を一段と高める。

また、高度な専門領域を担う社員を対象に、求める職務・能力や達成すべき目標を明確に定義して、その成果に応じて処遇を決定する、ジョブ型社員区分の「専門社員」を新設する。