Sansanは11月4日、同社が提供する請求書のオンライン受領と一元管理を可能にするサービス「Bill One」と、オービックビジネスコンサルタント(OBC)が提供する財務会計システム「勘定奉行クラウド」が機能連携すると発表した。これにより、Bill Oneで受領・デジタル化された請求書データを勘定奉行クラウドに連携させることが可能となり、経理部門は出社をしなくても請求書のオンライン受領と会計処理ができるという。なお、連携機能はの利用にはBill Oneと奉行クラウドの契約が必要になる。

Bill Oneは、Sansanの名刺データ化技術をもとに請求書のワンストップ受領、正確なデータ化、データベースでの一元管理を実現したサービス。今年5月に提供を開始し、すでに数十社で利用されている。

今回、Bill Oneと勘定奉行クラウドが連携することにより、請求書のオンライン受領および、会計処理をすべてクラウドシステム上で行うことを可能としている。

  • 機能連携のイメージ

    機能連携のイメージ

具体的には、勘定奉行クラウドとAPI連携させることで、Bill Oneで受領・データ化された請求書情報やPDFファイルを勘定奉行クラウドに自動で反映され、金額、日付、支払先といった項目や請求書画像が勘定奉行クラウド上で確認することができる

また、連携されたデータをもとに勘定奉行クラウド内の過去仕訳を学習し、仕訳伝票を自動で生成することができ、連携機能を利用すれば経理担当者は請求書の開封のためにオフィスに出社したり、手入力の工数を割いたりする必要がなく、請求書のオンライン受領ができるほか、起票までを半自動で行うことを可能としている。