日立産機システムは11月2日、LTE通信に対応し、アンテナ内蔵のコンパクトな産業用無線ルータ「CPTrans-MEW」を発表した。12月から販売開始する。
「CPTrans-MEW」は、アンテナを内蔵したコンパクトな本体に無線LANにも対応した産業用無線ルータ。
高い耐振動性と-20℃~+60℃の使用温度範囲により、産業現場や移動する装置・機械への組み込みに適しているという。
手のひらサイズで重さ85gのコンパクトなボディには、LTE通信用および無線LAN用のアンテナを内蔵。設備側の通信インターフェースには無線LANとEthernetに対応し、装置・機械の狭小なスペースにも設置可能。
さまざまな産業用途の機器をLTE通信網に繋げることで、設備の遠隔監視・保守や、緊急時のメール配信、電子掲示板のコンテンツ配信に加え、移動体の位置情報の管理も可能となり、建設機械、建設現場、車両など仮設・移動する現場の対応も含めて幅広い用途で活用できるということだ。