京阪電鉄不動産は10月30日、IoTを活用した不動産案内システムを開発するショウタイム24と包括業務提携を行い、住宅・事務所などへのスマートロック導入に関する商品企画およびスマートロックを活用した顧客への案内・販売方法について、共同開発を進めていると明らかにした。
一環として、社会的環境の変化とニーズに対応し、住戸の内見を非対面で行える「無人内見システム」を開発し、加えて「WEB申込」「IT重要事項説明」まで、すべて非対面で行えるスキームを構築し、名古屋市内の賃貸マンションへの導入を機に賃貸事業に本格的な展開をスタートさせた。
さらに、2020年5月には「沿線再耕」をテーマに京阪沿線都市部エリアで事業展開している「まちなかホーム」にも導入し、賃貸マンションから戸建住宅まで総合的に無人内見システムを拡大展開するに至った。
市街地やまちなかに点在する戸建住宅への導入事例は全国的にも事例が少ない先駆的な取り組みであり、感染症拡大防止と柔軟な時間対応の両面から効果を発揮するという。今後「内見予約」から「契約」までを非対面で完結できる次世代の接客・販売システムの拡大を目指す。