サンシャイン水族館、愛くるしくも残念な生き物たちに出会える特別展を開催

サンシャイン水族館は2020年10月30日より、2017年に開催した“一生懸命なのにどこかざんねんな生き物たち”を紹介する書籍「ざんねんないきもの辞典」シリーズとのコラボ展「ざんねんないきもの展」の2回目となる特別展「ざんねんないきもの展2」を開催する。

特別展「ざんねんないきもの展2」の入り口。いきなり深海魚「ラブカ」がお出迎えしてくれる。ラブカのざんねんな所についてはシリーズ4冊目「もっとざんねんないきもの辞典」に書かれているので、興味がある人はぜひ、読んでみていただきたい

今回の特別展は、2020年10月30日～2021年3月16日までを第1弾、2021年3月20日～5月9日までを第2弾に分けて実施。第1弾では、現在までに刊行されている「ざんねんないきもの辞典」シリーズ5冊の中から選び抜かれた愛くるしくも残念な生き物たち約20種が、「ざんねんな体」「ざんねんな能力」「ざんねんな行き方」「すごいけどざんねん」「ざんねんなこだわり」の5つのコーナーに分かれて展示される。

入り口を入っていきなり出迎えてくれるのは「うなぎ」。そのざんねんっぷりは、シリーズ1冊目「ざんねんないきもの辞典」に書かれている。また、今回の特別展の顔の1つとも言える「アマゾンツノガエル」。こちらのざんねんっぷりは、シリーズ5冊目「さらにざんねんないきもの辞典」に書かれている

2021年3月20日より開催予定の第2弾では、5つのコーナーのリニューアルに加え、さらに「ざんねんな名前」が新コーナーとして追加される予定されているほか、サンシャイン水族館のスタッフが選出した“ざんねんないきもの”も展示される予定だという。

それぞれの生き物には、スタッフたちが独自で判断したざんねんレベルメーターがついているので、どの生き物がどの程度のざんねんさなのか、を見て回るのも、楽しみ方の1つ

また、実際の展示は、単に“いきもの”を展示するだけではなく、解説パネルに加え、イラストや、実際に生き物たちの凄さを体験できるコーナーも用意されている。例えば、体に針が沢山ある「ハリセンボン」については、実際にスタッフが針の数を数えた標本が、数えた本数の結果とともに展示されているほか、カメムシの匂いを嗅ぐことができるコーナーなども用意されている。