小田急電鉄とセコムは10月28日、小田急沿線における安全、安心で豊かな生活をサポートするサービスの実現を目指し、2020年4月に合意した業務提携に基づき、2020年11月2日より小田急沿線地域の住民を対象に、コミュニケーションロボット「BOCCO」を活用したサービスに関する実証実験ならびにモニターの募集を開始すると発表した。
「BOCCO」は、ユカイ工学が提供するスマートフォン用アプリを使用することで、メッセージのやり取りが可能なコミュニケーションロボット。
スマートフォンからテキストか音声でメッセージを入力すると家にあるロボットが再生され、また、ロボット側から録音をするとスマートフォンアプリでメッセージの確認ができる。
同実証実験は、小田急沿線地域の独居・老老世帯の高齢者や共働き世帯の子供に、「BOCCO」を活用した新しい形でのコミュニケーションを提供することで、利用者とその家族の暮らしやすさ、安心感にどのような効果をもたらすのかなどを検証するために実施するもの。
利用者に「セコム暮らしのパートナー久我山」のスタッフが「BOCCO」を介して定期的な挨拶や状況に合わせた声がけなどを実施することに加え、小田急沿線の関係自治体と連携した地域情報や、沿線観光情報、小田急グループに関する情報なども発信するとしている。
モニターは2020年11月2日~11月30日の間募集を行い、実施期間は、利用者宅に「BOCCO」を設置した日から3カ月としている。