Microsoftは10月26日(米国時間)、「New Office updates make working on iPad even easier - Microsoft Tech Community」において、「Microsoft Wordアプリ」「Microsoft Excelアプリ」「Microsoft PowerPointアプリ」のマウス機能およびトラックパッド機能をアップデートしたと伝えた。

これにより、マウスまたはトラックパッドを使っている場合、ポイントしているコンテンツに応じてカーソルが必要なツールへ変形するようになったほか、セルの範囲選択やグラフィック移動またはサイズ変更などの一般的な操作がシンプルで直感的になったという。iPadにおいて、これまでPCやMacで提供されてきたUI/UXに近づいたとされている。

  • 資料: Microsoft提供

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AppleはiPadの周辺機器としてMagic Keyboardwoを提供している。Magic KeyboardはiPadにキーボード、マルチタッチトラックパッド、ディスプレイスタンドの機能を提供するデバイスで、iPadをノートPCのように扱うことができるようになる。Appleはここ数年でiPadのUI/UXをMacへ近づける取り組みを続けており、サードパーティベンダーもAppleの取り組みを受けてiPad向けアプリのUI/UXをMacやPCへ近づける取り組みを行っている。今回MicrosoftがWord、Excel、PowerPointアプリに追加した機能はこうした流れを受けてのものと見られる。

Microsoftは今回のアップデートは段階的に配信するとしており、向こう数週間以内にすべてのユーザーに届くと説明している。同社は今後もiPadの操作をMacやPCの操作に近づける取り組みを続けるとしており、今後のアップデートでさらに似たような機能追加が行われていくと考えられる。