エッジAIスタートアップのエイシングは10月27日、製造業のエッジAI導入を支援するデータ解析ツールを開発したと発表した。同ツールは、導入機器単体がリアルタイムに自律学習・予測ができる同社独自のエッジAIアルゴリズム「AiiR(AI in Real-time)」シリーズの導入時におけるデータの解析・前処理で活用が開始される。

  • 製造業のエッジAI導入を支援するデータ解析ツール 画面イメージ

一般的に、AIを導入するプロジェクトにおいては、膨大なデータの解析や、AIで最適な予測成果を出すためデータを学習させる前に行う専門的なデータの前処理などを行う必要があり、専門のAIエンジニアやデータサイエンティストが必要不可欠である。

今回同社が開発した同ツールは、エッジAI導入における環境設定やデータ解析にかかっていたリソースやコストを短縮することが可能で、非エンジニア人材でもデータ解析や前処理を行うことができるとしている。これにより、エッジAI導入に向けて取り組むメーカーに対して、同社のエッジAIソリューションの導入プロセスが提供されるとのこと。

なお同ツール開発の成果は、2018年10月1日より実施してきた東京都立産業技術研究センターとの共同研究によるものだという。