ソフトバンクは10月27日、イスラエルのWalkMeが提供するデジタル定着化支援ソリューション「WalkMe(ウォークミー)」を法人向けに活用してもらうためのサポートプログラムの提供を開始したと明らかにした。

新ソリューションは、ウェブサイトやソフトウェア、アプリ上でユーザーが行う操作を画面上で分かりやすく適切にナビゲートするほか、データ入力、画面操作の自動化機能などを活用し、デジタルの定着を促進するツールとなり、サポートプログラムの提供を通してWalkMeの早期導入と継続・定着化をそれぞれ支援する。

企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進には、さまざまなシステムやツールの活用が不可欠となるが、企業内のシステムやユーザーへのサービス提供において、利用するシステムやツールが増加し、UI(ユーザーインターフェース)の更新も頻繁に発生する中、ユーザーから「操作が複雑で分からない」「細かいマニュアルを読むのが面倒」「利用方法の習得が負担」などの声が挙がることも増えている。また、新型コロナウイルス感染症拡大の影響でテレワークが普及し、企業において遠隔・非対面でのニューノーマルな働き方が求められ、それをサポートする情報システム部門の負担も課題となっているという。

ソフトバンクはWalkMeのライセンス販売を今年4月から行っているが、今回ライセンスに加えて、導入前後の活用サポートプログラムを独自で提供する。プログラムには、早期導入と継続・定着化をそれぞれ支援する2種類のサービスを用意している。

  • 「WalkMe」によるガイダンス例

    「WalkMe」によるガイダンス例

導入支援サービスはWalkMeをスピーディーに導入したい企業を対象とし、主なサポート内容は業務内容や設定内容のヒアリング、WalkMeの認定者による導入時の設定代行、管理者向け研修の実施。定着化支援サービスは、導入後さらなる活用・定着を図りたい企業をターゲットに利用状況の確認および改善ポイントのヒアリング、修正・更新作業の代行となる。