大正大学とソフトバンクは10月26日、大学の教育・研究活動やキャンパス運営にテクノロジーを活用したスマートユニバーシティの実現を目指し、2020年10月21日に連携協定を締結したと発表した。
同連携協定の取り組みとして、まず、デジタル化による教育・研究活動の最適化を行う。具体的には、授業におけるオンラインツールの活用や、ゼミや授業でのビックデータリソースの活用を行う。同大学ではすでに、すべての授業(約1,300講義)を全面オンライン で実施(2020年4~6月実施済み))しており、ヤフーが提供するビッグデータ検索ツール「DS.INSIGHT」を活用している(2020年6月から活用開始)。
また、学生を対象にしたワンストップサービスの提供も行う。具体的には、学内システムの統合認証とスマートフォンアプリを活用した学生証のデジタル化や、スマートフォンの内線化や電子決裁システムなどの活用による教職員のテレワークの推進、キャンパス内のインフラ構築の一環として、ネットワークの整備(2020年3月実施済み)やデジタルサイネージの導入や活用の支援といった取り組みを行う。
さらに、ICTを活用した、入学前から在学中、卒業後も含めて、大学と学生が生涯を通して相互関係の構築ができるコミュニケーション・プラットフォームの提供や、アントレプレナーシップ(起業家精神)教育や新時代の地域戦略人材の育成といった内容に関しても取り組む方針だ。