ミロク情報サービス（MJS）は10月26日、中堅・中小企業向けERPシステム「MJSLINK NX-Plus 財務大将」、中堅企業向けERPシステム「Galileopt NX-Plus 財務大将」と連携し、AIを活用した仕訳・残高チェックシステム「MJS AI 監査支援」を、同日から提供開始することを発表した。

  • 「MJS AI監査支援」ロゴ

    「MJS AI監査支援」ロゴ

「MJS AI監査支援」は、会計データと連携し、日次、月次、年次の財務会計処理の業務において、担当者が入力または自動作成した仕訳の処理ミスや処理漏れなどを自動でチェックするシステム。

会計事務所向けERPシステム「ACELINK NX-Pro 会計大将」および中小・小規模企業向け財務パッケージ「ACELINK NX-CE会計」と連携しており、今回新たに「MJSLINK NX-Plus 財務大将」と、「Galileopt NX-Plus 財務大将」と連携した。

チェック結果は、確認の必要があると思われる科目や金額が一目で分かるようレポートとして表示する。

チェックルールは、誤りが発生しやすいポイントを考慮しあらかじめ設定された「システム標準ルール」と、ユーザーが設定する「オリジナルルール」の2つを組み合わせてチェックできる。

さらにAIにより、学習データとチェック対象の仕訳データを比較し、確認が必要と思われる仕訳に対して修正提案を行うという。

これにより、仕訳の科目や金額に誤りや異常値がないか、会計基準・税法に沿った正しい処理がされているか等チェックするのにかかっていた時間の短縮や業務の効率化、さらには月次・年次決算の早期化にもつながり、働き方改革の推進や人手不足といった課題解決を支援するとしている。

また、決められたチェックポイントおよびチェックルールに基づき監査が行われるため、チェックレベルが標準化され、経理知識のばらつきや担当者変更時における引き継ぎ漏れなどのリスクが軽減され、正確性が向上するということだ。

なお、「MJS AI監査支援」は「MJSLINK NX-Plus 財務大将」、「Galileopt NX-Plus 財務大将」のオプション機能として提供される。価格は、買い取りプランが1ライセンス22万円（税別、保守契約が別途必要）、サブスクリプションプランが1ライセンス月額6,400円（税別）。