さまざまな産業での活用事例を紹介するTE - CEATEC 2020 ONLINE

10月20日～23日にかけてオンライン開催されているCPS/IoTの総合展「CEATEC 2020 ONLINE」にてタイコエレクトロニクス(TE)ブースでは、「ニューノーマル社会におけるエッセンシャル・テクノロジー」をテーマにした最新技術の紹介を行っている。

CEATEC 2020 ONLINEのTEブースの様子

同社は「自動車」、「産業機器」、「医療」、「電力製品」など12種類の産業分野などで技術を分けて展示しており、それぞれの分野でTEが国内外で展開する電子部品やソリューションの紹介を行っている。

「自動車小型コネクタ」のブースでは「0.5コネクタシリーズ」をはじめとした車載用コネクタ製品を見ることができる。近年、自動車の燃費効率の向上とCO₂排出量の観点から自動車の軽量化が進められているため、電子部品の小型・軽量化が必須となっている。同製品は電子部品の小型化、ワイヤの小径化、パッケージ全体の縮小化によって軽量化や小型化を図っており次世代の車両ニーズに応える、小型化コネクタソリューションとして紹介されている。

TEの車載用コネクタ「0.5コネクタシリーズ」

また、自動車、産業機器、航空・宇宙・防衛などさまざまな業界に導入されているTEのセンサだが、「センサアプリケーション」というテーマでその最たるものとして医療用センサの導入事例を紹介している。症状を可視化し、医療従事者に状態を伝える医療用センサ分野として、同社は圧力・振動・温度・湿度といった多岐にわたる特性を測定するセンサを強みにしており、医療分野でどのように活用されているのかをウェビナー形式で紹介している。

加えて同社ブースでは、各種ソリューションの展示のほか、テクノロジー業界の有識者やTEで働く4名のCTOによるウェビナーが日替わりで公開されており今後の社会においてTEの技術やソリューションがどのような役割を担い、ニューノーマル社会の形成に関わっていくのかというプレゼンテーションを聴くことができる。

なお、会期最終日となる10月23日はインデックスプロの代表取締役を務める千葉一幸氏が、自身が立ち上げたエンジニア向け情報サービス「indexPro」を20年にわたって運営してきた中で得た知見から読み解く技術トレンドや今後、エンジニアが注力すべき点についてのウェビナーが視聴可能となっている。