Microsoftは2020年秋のWindows 10フィーチャーアップデート版となる「Windows 10, version 20H2」の配信を開始した。Windows Updateの手順を進めればフィーチャーアップデートを適用する流れになるので、そのままアップデートを適用すると「Windows 10, version 20H2」に切り替わる。配信は順次行われており、場合によっては数日待つこともある。今回のフィーチャーアップデートはそれほど大きな変更を伴わないため、比較的アップデートしやすいバージョンとは言える。
Windows 10, version 20H2の主な新機能は次のページなどで確認することができる。
通常のWindows Updateは脆弱性の修正などを含むため、基本的には配信が始まったら迅速に適用することが望ましいと考えられている。修正された脆弱性情報は攻撃に悪用されやすくなることから、基本的には迅速にアップデートすることがサイバー攻撃などのリスクから身を守ることにつながる。
Microsoftは最近のWindows Updateで定期的に問題の発生を経験しており、今回のアップデートに関しても注意が必要だ。フィーチャーアップデートの提供がスタートしてから、数日〜数週間後には問題がある程度出そろうため、慎重を期すならしばらくアップデートを見送り、不具合報告が出てくるのを待ったほうがよいかもしれない。