アクセンチュアは10月21日、AI Hubプラットフォームの特徴を活かした業務適用型AIサービス「AI Poweredサービス」で提供するサービスを拡充し、新たに6つのサービスを追加したことを発表した。
AI Poweredサービスは、AIをビジネスに活用したいと思いつつも、なかなか思うように進められない企業向けに、AI導入を適切かつ迅速に進め、それを活用することで目標とする企業のビジネスの成功を手助けするために開発されたソリューション。2019年6月にローンチされ、「AI Poweredコンタクトセンター」、「AI Poweredバックオフィス」、「AI Poweredコンシェルジュ」、「AI Powered SCM(サプライチェーン・マネジメント)」の4つのサービスが提供されていた。
今回、新たに追加された6つのサービスは、客観的な予測や推奨シナリオをベースに、AIが計画の修正オプションを提案し、修正後のKPIインパクトをシミュレーションすることで、経営層と担当者間のインタラクティブなコミュニケーションを支援し、早期経営判断を可能とする「AI Powered マネジメントコックピット」、複雑な情報検索においても、AIが情報検索者の意図(文脈)を理解し、蓄積された知見を一⼿に横断検索を可能とすることで、組織における知の伝承を実現する「AI Powered ナレッジシェアリング」、ユーザと常に接点を持ち続け・あらゆるシーンのユーザ理解に基づく提案により、体験価値向上の仕組みを実現する「AI Powered プロダクツ&サービス」、AIとの対話を通して営業の生産性を向上させ、社内コミュニケーションの活性化や、顧客インサイトを踏まえた提案により受注率の向上を実現する「AI Powered セールス」、ドローンで取得した様々なデータとAIを活用することで、従来は現場担当者でしか対応できなかった問題を、自動で監視・確認ができるようにし、業務効率化と保安力向上を同時に実現する「AI Powered アセットメンテナンス」、データを基に、従業員体験(EX)を向上させるきっかけ(MOT)を分析する「AI Powered タレントイノベーション」となっている。
なお、アクセンチュアでは、今回発表したものがAI Poweredサービスのすべてではないとする。同社ビジネス コンサルティング本部 AIグループ日本統括 マネジング・ディレクターの保科学世氏も「この約1年の間、いろいろなAI Poweredサービスを作って、人も育て、いろいろな方法論を生み出してきた。これらを駆使することで、日本の企業のAI化を支援していく」と述べており、今後も企業のAI活用をさまざまな視点でサポートしていくとしている。