KCCS(京セラコミュニケーションシステム)とサムスン電子は10月21日、日本国内におけるローカル5Gソリューションの提供に向けて協業を開始すると発表した。
同協業により、サムスン電子は、ローカル5G基地局設備に加え、より効率的なローカル5Gネットワークの構築と運用を支援するクラウド型コアネットワークおよびリモート管理機能の提供を行う。一方、KCCSは、基地局の設置工事・免許申請支援からネットワーク構築、アプリケーションまで、ローカル5Gソリューションの提供を行う。
両社の共同プロジェクトとしては、日本国内の製造施設にローカル5Gネットワークを構築し、スマートファクトリーの実現に向けた高速・大容量無線ネットワークソリューションの実証を行う予定。
サムスン電子ジャパン ネットワーク事業本部長 常務 岩男恵氏は「サムスンのローカル5Gネットワークは、さまざまなビジネスの展開シナリオに適合するように設計されている。KCCSとの協業による実際のユースケースを通じて、5Gがビジネスをどのように変革していけるかを証明できることを期待している」とコメントしている。