10月20日~23日にかけてオンライン開催されているCPS/IoTの総合展「CEATEC 2020 ONLINE」において、東芝ブースでは、CEATEC AWARD 2020の経済産業大臣賞を受賞した「マイクロRNA検出技術」や、ニューノーマル ソリューションズ部門の準グランプリを受賞した「シミュレーテッド分岐マシン(Simulated Bifurcation Machine)」の紹介などを行っている。
マイクロRNA技術に関しては、「疾病リスク予測AI/血液でがんの早期発見/体に低負担のがん治療」というテーマで紹介。ここでは、マイクロRNA技術のほか、健康診断の結果から病気の発症リスクを予測する「疾病リスク予測AI」や患者に負担の少ないがんの最先端治療「重粒子線がん治療」などと併せた形で、ニューノーマルの時代において誰もが自分らしく幸福に生きていける社会に向けた技術として紹介が行われている。
一方のシミュレーテッド分岐マシンは「量子コンピュータ研究から生まれた超高速計算技術」というテーマで紹介されており、量子コンピュータの研究過程で閃いた「シミュレーテッド分岐アルゴリズム」に基づいて、大規模な問題を高速に解けること、FPGAに実装する形でのオンプレミス、クラウド上でのソフトウェアサービスなど、さまざまな形態での利用が可能であることなどが紹介されている。
このほかの紹介テーマも、インフラをベースとしたものが多く、「社会インフラサービス」や「分散エネルギーシステム」、「量子暗号通信」など、これからの社会で重要になるものが多く紹介されている。