英Blue Prismは10月19日(現地時間)、SAP ECCとS/4HANAのユーザー向けに、新しい自動化の機能を提供すると発表した。「Blue Prism Accelerators for use with SAP ERP」は、ノーコードでERPシステムの展開と移行を進めるために設計され、事前に定義された数百の自動化コンポーネントおよび数千の自動化処理を提供する。これらのERPシステム自動化機能は、対象となるユーザーには無償で提供され、既存のBlue Prismのデジタルワーカーにドラッグ&ドロップで統合可能なため、効率性を高めつつコストを削減することができるという。
同ソリューションは、SAPのコンピテンシーをBlue Prismのデジタルワーカー(同社では進化したRPAをロボットではなく、デジタルワーカーと呼ぶ)に統合することで、人材の増強とスキルアップを図ることができるようになり、財務会計、販売管理、在庫購買管理に加え、そのほか多くのSAPモジュールがカバーされている。
事前に構築された400を超えるSAP用の自動化コンポーネントは、Blue Prism Digital Exchange、またはBlue Prismの認定パートナーを通じて提供され、Blue Prism Acceleratorsは特定の業務プロセスやビジネス要件を満たすために、変更を加えることも可能としている。