コマツ(小松製作所)は、建設現場で稼働する従来型建機に後付けでDXを実現する「スマートコントラクション・レトロフィットキット」をミニショベルなどにも適用を拡大。11月以降、当面はコマツ製建機のレンタルを通じて提供する。
4月よりランドログ社を通じて国内提供を開始している「スマートコントラクション・レトロフィットキット」は、コマツ製建機以外でも6トン以上クラスの油圧ショベルに後付けで、3D設計データを活用する施工が可能になるキット。11月以降、同社製レンタル建機を通じて、ミニショベルにも適用を広げDXを推進する。 国土交通省は、ICTを建設現場に取り入れることで安全性や生産性を高める"i-Construction"に取り組んでおり、測量から設計、施工まで3Dデータや位置情報などデジタルデータを活用した建設や工事のDXを進めているが、ミニショベルへキット装着が拡大するとより多くの現場でのICT活用が期待できる。