Windows Latestは10月13日(米国時間)、「Windows 10 now triggers startup apps alert to avoid system slowdown」において、Windows 10の次期バージョンであるWindows 10 21H1におけるスタートアップアプリ追加時の挙動の変更について伝えた。Windowsのスタートアッププログラムに新たにアプリケーションを追加した場合、従来は何の通知も行われなかったが、Windows 10 21H1からはタスクバーにポップアップで通知されるようになるという。
Windowsでは、スタートアッププログラムのリストに任意のアプリケーションを登録しておくことで、ログイン時にバックグラウンドで自動的にそのアプリケーションが起動されるように設定できる。ログイン後に指定したスクリプトやアプリケーションを素早く実行したい場合は便利な機能だ。
しかし、スタートアッププログラムへの追加はインストーラなどによって自動的に行われることもあるため、意図しないアプリケーションが知らないうちにバックグラウンドで起動されてパフォーマンスを低下させるなどといったケースも発生している。
そこでMicrosoftでは、スタートアッププログラムに新規にアプリケーションが追加された場合、その旨をタスクバーにポップアップ通知することでユーザーが気付けるようにする予定だという。これまでもスタートアッププログラムの起動を無効にする設定方法は提供されていたが、新規追加時は特に通知は行われていなかった。
ユーザーは通知をクリックすることでスタートアッププログラムの設定を開き、自動起動を停止したいアプリを選択することができるという。この機能はWindows10 21H1のプレビュービルドで追加されたもので、このまま採用されれば2021年春に予定されているアップデートで正式に利用できるようになる。